小児歯科

こどもの口は健康への扉

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こどもの頃の生活習慣は、そのあとの生涯にそのまま引き継がれます。
食事のスタイル、お口の中の環境、といった歯科に関連する要素も同じです。
こどもの頃に、むし歯になりにくい環境をつくることができれば、一生むし歯にならずに済むといっても言い過ぎではないのです。
こどもの歯・口の中についての正しい知識をもつことで、お子様の将来の健康を作る第一歩となります。気になることは、その都度ご相談下さい。

食事

噛むことの重要性

こどもの食事の目的の1つは噛むことにより、さまざまな機能を獲得することにあります。
噛むことで、唾液の分泌や歯・歯肉の刺激につながります。また、顎・発音・味覚・脳・心なども噛むことで発達します。
口は胃や腸につながる消化器官への第一歩ですので、消化のためにも噛むことは重要です。
こどもには、年齢に応じた硬さ・味の食事を与え、噛むという機能を発達させていく必要があります。

離乳期の食事

4~5ヶ月になると、母乳だけでなく、さまざまな栄養を食品からとる必要がでてきます。
離乳食は、栄養・硬さ・味などに気を配る必要があります。
この時期に食生活の下地が出来上がります。たとえば、味の強いものを与えると濃い味付けのものを大人になってからも好むようになります。
この時期に正しい食事を与えることが、幼少期の健康のみならず、大人になってからの健康をも大きく左右します。

離乳食の味付け

できる限り薄味に
離乳食の味付けはできるだけ薄味にし、大人の感覚の味付けは避けましょう。
野菜は野菜の味で、果物は果物の味で楽しむ習慣をつけましょう。

食事のリズム

ダラダラ食べない
離乳期だけでなく、すべての時期において、ダラダラ食べないことは重要です。
食事もそうですが、おやつも時間を決めて食べることが大事です。

離乳食の硬さ

繊維性の食品、歯ごたえのあるもの
野菜など繊維性の食品、歯ごたえのあるものをよく噛むことで、口の中は自然に清掃され、上手に噛むこともできるようになります。軟らかいものばかり与えたり、硬い大きなものを一度に与えていると、口の動き、舌の動きが鈍くなり、口の中に食べカスがいつもあるような状況になります。このような口腔環境は、むし歯になりやすく好ましいものではありません。 繊維性のあるもの、歯ごたえのあるものを離乳食に組み入れ、お子様の食生活の土台作りをしていきましょう。

哺乳ビンについて

奥歯が生えてくる頃には使わない
1歳半を過ぎ、奥歯が生えても哺乳ビンを使用していると、飲み込む機能が低下したり、唇の締まりが悪くなります。
この時期を目安に、哺乳ビンを卒業するように仕向けていきましょう。

おやつ

甘いものを少なめに、時間を決めて
おやつは、一回の食事量が少ないこどもにとって、大事な栄養源です。ぜひおやつは食べさせてください。
おやつを与える際のポイントは、時間を決めること、甘いものの量を制限することです。10時や3時など、時間を決めて食事の補助としてのおやつを心がけてください。

ぜひご相談ください

お子様の食生活や食習慣は、それぞれの個性もあり難しいものです。われわれ歯科医にとって、ご両親がお子様の成長に関心を持たれることは、喜ばしいことです。わからないことや相談しいたいことがありましたら、その都度ご相談ください。

フッ化物 ~歯を硬く強くする~

むし歯に負けない歯に

フッ素は、歯に塗ることで、組織にしみ込み歯を硬く強くします。日々の歯みがきなどのお手入れに合わせて定期的に歯科医院でのフッ素塗布をすることで、むし歯になりにくい歯質をつくることができます。

生えたての歯にこそフッ素塗布を

生えたての歯は、弱くむし歯になりやすい状態です。ただ、フッ素がより効果を発揮するのもこの時期の歯です。生えたての歯にフッ素によるケアを行うことで、より効率的なむし歯予防につながります。

効果的なフッ素塗布

フッ素を効果的に作用させるには、定期的な塗布がかかせません。
生えたての歯に長くとも6カ月、できれば2~3か月間隔で最低4回以上は継続して塗布しましょう。その後も、永久歯が生え揃うあたりまでは継続するのが理想です。

フッ素の安全性

歯科で扱うフッ素は、安全性が確保された濃度のものを使用します。海外などに比べ、日本のフッ素は大分薄いので、より安全といえます。安心して受診ください。