院長インタビュー

一人ひとりの個性に合わせた治療で、患者さんの長年の悩みを解決する

幅広い年齢層の患者さんのお口の健康を守る

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~以前は渋谷の繁華街の近くで開業していたと聞いておりますが、現在武蔵小杉のオフィスと住宅が混在した半商半民の地を選ばれた動機を教えてください。

元々東急沿線に馴染みがありまして当初は渋谷付近で探していましたが、実際に武蔵小杉の地を歩いてみて、街並みや住民の方々の温かい雰囲気に心惹かれたからですね。当院の近くは昔ながらの建物が残っているので、テレビなどで紹介されている新しい街のイメージの武蔵小杉とはまた違った良さがありますよ。

松波卓院長

松波卓院長

~患者さんの年齢層について教えてください。

赤ちゃんからお年寄りまで幅広い層の患者さんに来ていただいています。午前中は年配の方と主婦の方に、午後になるとお子さんに、夕方・夜になると仕事帰りの方に多く来ていただいています。渋谷で開業していた時は四六時中、会社員の方が来院されて、その後ご家族の方を紹介していただくことが多かったです。今でもご家族で来られている方はたくさんいらっしゃいます。ありがたいことに当院の患者さんの約3分の1の患者さんは渋谷の時から通って下さっている方たちです。

~来院者の主たる治療は何ですか?

ブラッシング指導をする歯科衛生士

ブラッシング指導をする歯科衛生士

歯周病の予防とむし歯の治療ですね。最近は60代の方が必ず入れ歯をしていることもないですから、年齢による偏りはあまりありません。一通りの治療が終わった後、定期的にメンテナンスに通われる方もたくさんいらっしゃいます。最近では歯周病が原因で全身疾患に陥ることをテレビで見て知っている方が多いので、メンテナンスに対して積極的な方が増えてきましたね。当院には常勤の衛生士が2名在籍しており、担当制をとっています。歯石の除去だけでなくむし歯やかみ合わせのチェックも患者さんごとにきめ細かく行っています。

~開業当時と比べ、患者層の変化はありましたか?

お子さんと60代以上の方の受診が増え、より幅広い年齢層の方に来院いただけるようになりました。

予防の大切さを伝え、全身の状態を踏まえた上で治療する

~ライフステージに合わせた治療・予防についてお聞かせください。

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お子さんに対してはむし歯の予防に重点を置いています。小学校に入ると親の目が届かなくなって急にむし歯が増えてしまう子がいるので、そういった場合はブラッシング指導だけでなく、間食やスポーツドリンクの取り方のヒアリングや、矯正の先生と連携を取りながら歯ならびのチェックを行っています。中学・高校生になると成人の方々とさほど変わりません。40代、50代になると歯周病が進行しやすくなるので、「今までと同じようにしていても油断出来ないですよ」とお伝えし、予防に努めています。お忙しい方にもなるべく定期的に通っていただけるよう、わかりやすく説明することを心がけています。

~基礎疾患(高血圧症・高脂血症・糖尿病等)を抱えている患者さんの治療において、どのような点に注意していますか?

持病を抱えている方も多いので、治療当日の体調や疾患に対する薬をきちんと服用しているかなどの確認をしっかり行っています。担当医の先生に紹介状を書き、疾患に対するご意見をいただいて治療することもあります。お口の中だけでなく全身の状態を踏まえた上で治療をさせていただいています。

患者さんの長年の悩みを解決出来る治療を提供する

~入れ歯や審美歯科を専門とされていると聞いておりますが、興味を持たれたきっかけを教えて下さい。

歯科治療に対する熱い想いを語る松波院長

歯科治療に対する熱い想いを語る松波院長

開業してすぐの頃に稲葉繁先生というとても素晴らしい大学教授に付いて様々なことを勉強させていただきました。
稲葉先生は幅広い分野の診療されていたんですけど、私はその中で入れ歯と審美治療に非常に興味を持ちまして、様々なことを教わりました。先生に教わったことを応用すると、長年抱えていた患者さんの悩みを次々と解決出来たことが強く心に残っています。どの治療でもそうですが、治療をした後に患者さんに喜んでもらえるのは励みになりますね。

~貴院では部分入れ歯においてテレスコープタイプの入れ歯をおすすめされていますが、その特徴やメリットを教えて下さい。

入れ歯はしっかり咬めるよう、また歯を守るために行う治療なのですが、作り方によっては歯を痛めてしまうことがあるんですね。テレスコープタイプの入れ歯には、歯がダメにならずに長くしっかり咬めるという利点があります。
ですが、これは高度な技工と正確な治療手技を必要とする治療なんですね。ですから、治療費も高額になってきますので価値をご理解いただいたうえで行わせていただいています。
保険の義歯やテレスコープなど可能な限りの選択肢を提案し、患者さんのご希望に沿った形で治療を進めています。

~また、そのテレスコープタイプの入れ歯にはリーゲルテレスコープ、レジリエンツテレスコープ、コーヌステレスコープの3つのバリエーションがありますが、それぞれの違いや特徴を教えて下さい。

コーヌステレスコープ

コーヌステレスコープ

コーヌステレスコープが日本で一番広まっているテレスコープですが、それだけでは全ての症状に対応出来ないんですね。ですから、歯のコンディションや症例によって最も適切なものを選んでいます。

リーゲルテレスコープ

リーゲルテレスコープ

コーヌステレスコープはコップを重ねる力でくっつくもの、リーゲルテレスコープはレバーでかんぬきのように開け閉めをするもの、といったイメージです。

レジリエンツテレスコープ

レジリエンツテレスコープ

また、レジリエンツテレスコープは、歯が1~3本程度しか残存していない場合に有効な入れ歯です。ご自身の歯を精密に研磨された円柱型の金属冠でカバーし、義歯を装着した時はすっぼり覆える構造になっています。見た目もよく噛み心地も安定します。
コーヌステレスコープが一般的ですが、それぞれの症例によってより的確な対処が出来るバリエーションがあります。

~誤嚥性肺炎の面で入れ歯のメンテナンスが注目されていますが、その予防としてどのような点に気をつければ良いでしょうか?

入れ歯に限らず、きちんと清潔に清掃することが最も大切なことですね。ですから、洗浄剤の使用を積極的にオススメしています。また、口唇や舌、口輪筋のトレーニングも有効です。

~貴院で導入されているMI治療で有効なダイアグノデントの効果を教えてください。

ダイアグノデント

ダイアグノデント

見た目やレントゲンだけでは、様子を見て良い初期むし歯と治療をした方が良いむし歯との判断がつかない場合があるんですね。溝にできたむし歯は入口が小さくても中で大きく広がっている場合もあれば、広がっていない場合もあります。ダイアグノデントを使用することで、中で大きく広がっているむし歯を早期に発見することが出来ます。削らなくて良いむし歯は削らないようにしているので非常に役に立ちます。

一人ひとりの個性に合わせ、医師として、一人の人間として患者さんに接する

~開院当初と現在では、患者さんの口腔内環境は変化しましたか?

定期的にメンテナンスに通っていただいている方は、お口の中をキレイな状態で保っている場合がほとんどです。働いている時は忙しくてなかなか通えなかった方が定年退職を機に通い始めて、見違えるほど口腔内の状態が良くなり、その後もメンテナンスを続けている方も大勢いらっしゃいますよ。

咬み合わせ認定医の認定証

咬み合わせ認定医の認定証

~メンテナンスの時にC(虫歯)とP(歯周病)以外にチェックしてもらえることはありますか?

咬み合わせのチェックをしています。
全体的にバランス良く歯が当たることが大事なので、横に動かした時にアンバランスや無理な力がかかっていないか、早期接触をしていないかなどを確認しています。

歯や医院の情報が載っている掲示板

歯や医院の情報が載っている掲示板

~メンテナンスにおいてどのような工夫をしていますか?

衛生士が担当制ですから、長期に渡っての患者さんの変化をきちんと管理しています。
また、メンテナンスの重要性や必要性をわかりやすく説明するよう心がけています。

~患者さんとのコミュニケーションで心がけていることは何ですか?

患者さんとのコミュニケーションを大事にしています。

患者さんとのコミュニケーションを大事にしています。

患者さんが悩みなどを話しやすいよう、リラックスして治療を受けていただけるよう気をつけています。私には悩みを言わないけどスタッフにはお話になる患者さんがいらっしゃれば、スタッフには言わないけど私にはお話になる患者さんもいらっしゃるんですね。患者さんが遠慮をして悩みを言えないことがないように、一人ひとりの状況に沿った対応を心がけています。
ですから、治療やメンテナンスだけでなく、患者さんとの会話も大事にしています。

~スタッフ教育で注意していることはありますか?

歯科衛生士の村上と島田

歯科衛生士の村上と島田

当院には2名の衛生士が在籍しておりますが、2人とも10年以上勤務しているため、最近は細かい部分で言うことは特にないですね。
ただ、患者さんの情報はしっかりと共有するようにしています。当院は他の大きな医院と比べてアットホームな雰囲気があると思います。

~消毒、滅菌で気をつけていることを教えて下さい。

滅菌器

滅菌器

滅菌器を使用しており、消毒・滅菌には細心の注意を払っています。
また、紙コップやエプロンなどは使い捨てのものを使用しているので患者さんに安心して気持ちよく治療を受けていただけると思います。

心の底から患者さんに信頼される歯科医師に

~休みの日は何をされていますか。

サイクリングをしたり、スポーツジムでトレーニングをしたりして気分転換をしています。体を動かすのは気持ちが良く、健康にも良いですからね。

~子供の頃の歯科体験で現在、臨床に活かしていることはありますか?

大人でも子どもの時の経験で歯科に怖いイメージをお持ちの方がたくさんいらっしゃるんですね。私が子供の頃通っていた歯科の先生は治療中に優しく声かけをして励ましてくださる方だったので、あまり怖い思いをしたことがないんですよ。ですから、その先生のような患者さんに怖い思いをさせない診療を心がけています。お子さんに対しては頑張った証として診察券にシールを貼ったりして、少しでも治療に前向きになってもらえるよう取り組んでいます。

~歯科大での学びや勤務医時代の経験で、現在の臨床に活かしていることはありますか?

勤務医時代の院長先生が患者さんからもスタッフからも凄く信頼されている方だったので、そのような先生になりたいと強く思いましたね。ですから、当院も患者さんに頼っていただけるような歯科医院づくりを目指しています。

~医科関係のご家庭で育ったと聞いておりますが、歯科医になろうと思ったのはなぜですか?

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小児科医だった父の影響もあり、早い時期から医療関係に進みたいと思っていました。また、父の知り合いに歯科医師の方が多く、その先生方の仕事ぶりや普段の雰囲気が颯爽としていて、その姿が頭の中に強く残っていました。
そのような子どもの頃からの歯科医師に対する憧れの気持ちもあり、人の役に立てるこの職業を選びました。

~臨床現場で喜びを感じるのは、どのような時ですか?

仕事について楽しそうに話す松波院長

仕事について楽しそうに話す松波院長

治療が終わって喜んでいただけた時が一番嬉しいですね。そして、その数ヶ月後にメンテナンスに来ていただいて、「本当に治して良かった」、「生活が楽になった。変わった」と言っていただけた時、歯科医師をやっていて良かったと心から思いますね。