「一生自分の歯をもたせたい」

たいていの人はそう考え、歯を失わないように予防に努めます。
それでも力及ばず歯を抜かなくてはいけなくなってしまったり、歯の大切さに気がつくのが遅れてしまい長いあいだむし歯や欠損を放っておいたりした場合無くなった歯をおぎなうひとつの方法に入れ歯があります。
このページでは自費で作製する入れ歯についてご紹介します。
金属の種類 | 純チタン | コバルト・クロム合金 | ゴールド |
特徴 | 食べ物の味を損なわない とても軽い |
丈夫で長持ち 純チタンより重い |
食べ物の味を損なわない 重い |
どの素材も体に優しく、保険適用の入れ歯に比べ薄く、精密に作ることができます。 また食べ物の温かい、冷たいがすぐ分かるので食事がより楽しくなります。 お口の中の状況、ご希望によって、素材の選択をしていきます。 |
1.部分入れ歯(テレスコープ義歯)
入れ歯にもいろいろな種類のものがありますが、松波歯科医院では部分入れ歯でしっかりしたものを作りたいという御希望のかたには、「テレスコープタイプの入れ歯」をおすすめしています。
品質の高いものを長く大切に使いたい、そんな国民性をもつドイツで考案された入れ歯で、バネを使わないため、見た目が自然でしっかりした噛み心地が得られます。
また、将来もしご自分の歯にトラブルが発生したときにも修理で対処できる範囲がひろく、そのたぴに全部つくりかえる必要が無いため、ひとつの義歯をながく使うことができます。
保険はききませんが、軽くてつよいチタンを材質に選べるなど多くのメリットがあります。
テレスコープタイプの義歯には、
- リーゲルテレスコープ
- レジリエンツテレスコープ
- コーヌステレスコープ
- フリクションピン
の4つのバリエーションを用意しています。
各タイプそれぞれに適応症と禁忌症があります。
これらを使い分けることにより、個々の現在の口腔内のコンディションや将来予測される歯周病やむし歯の感受性をふまえた最適な『設計』が可能になります。
(※入れ歯も家と同じで地盤とうわもののバランスを考えた『設計』が必要です。)

同義歯をはずしたところ

下顎にフリクションピンの義歯を装着したところ

精密に作製された内冠でカバーされた前歯

フリクションピンの義歯の内面
チタン合金の鋳造技術とレーザー溶着という高度な技工技術の進歩が、じょうぶで軽くてしっくりした装着感を実現した。


入れ歯についたレバーを開閉することで脱着するリーゲルテレスコープ義歯
2.総入れ歯
すぐれた総入れ歯をつくるには、型とり・かみ合わせの記録・人工歯の大きさ・くちびるとの位置関係など多くの情報を正確に記録し、再現する必要があります。
下の写真の中央にみえる青いかたまりは、松波歯科医院で行っている総入れ歯用の型です。
この方法は、顎の型を上下同時にかみ合わせの記録とともに採得します。入れ歯づくりに必要なほぼすべての情報を一度に記録するため誤差やブレがでないことが特徴です。



